記念日やイニシャルなど、2人にとって特別な意味をもつ文字を入れることで世界に2つだけの結婚指輪となるため、結婚指輪への刻印を検討されている方もいらっしゃるでしょう。
周りの人がどのような文字を入れているのか、気になりますよね。
そこで本記事では結婚指輪の刻印の例や刻印を入れる際に気を付けるべき注意点を紹介します。
結婚指輪に入れる文字のアイデアがまとまらない方は、是非最後までご覧ください。
結婚指輪に刻印する人はどのくらい?
理想を叶える結婚式場探しのWebサイトである『ハナユメ』が行ったアンケート調査によると、結婚指輪に刻印を入れる人の割合は59.6%という結果が出ています。
全体の半数を超える人が結婚指輪に文字を入れています。
婚約指輪に文字を入れた人からは「お互いの気持ちを表せるようにしたかったから」や「婚約指輪をもらった日を忘れないようにしたいから」という意見がありました。
また、「もし盗難や紛失をしてしまった場合に、自分のものだと分かるように文字を入れた」という現実的な意見もあります。
一方で刻印を入れていない人からは「見えづらいから」「万が一指輪を手放す場合に価値が下がるから」といった意見があり、文字を入れる必要がないと感じる人が多いようです。
結婚指輪に刻印を入れるかどうかは人によって考え方が異なるため、パートナーと相談して決めると良いでしょう。
結婚指輪への刻印方法
結婚指輪に文字を入れる場合は、機械で行う「レーザー刻印」と職人が手作業で行う「手彫り」の2つの方法があります。
それぞれの特徴は異なりますが、どちらも希望の文字を指輪に入れられるのでお好みの方法を選びましょう。
手彫り
手彫りは、機械を使わずに全ての作業を職人が一つ一つ丁寧に仕上げていく方法です。
そのため後述のレーザーには出せない独特な味わいがあり、唯一無二の文字が入った結婚指輪を手に入れることが可能です。
手彫りはすべて手作業であるため、準備から最終確認までの時間はかかります。
しかし職人の技のみで刻印された文字が入った、完全にオリジナルの結婚指輪となります。
レーザー刻印
レーザー刻印は機械から出る光で文字を入れていく方法です。
主な特徴は、機械を使用しているため固い素材で作られている指輪でも文字を入れられることや、入れられる文字のフォントや記号の種類が多いことです。
文字を入れる場所や文字のスペルに間違いがないように、時間をかけてセッティングを行っていきます。
職人の手で最終確認の仕上げがされるので、機械の精密な技術と職人の技が合わさった刻印が可能です。
結婚指輪に刻印する文字のアイデア
結婚指輪への刻印に興味があるものの、入れる文字のアイデアがまとまらない方もいらっしゃるでしょう。
そこで、結婚指輪に入れる文字のアイデアを8つ紹介します。
どんな文字を入れれば良いのか迷われている方は、是非参考にしてください。
アイデア① 名前やイニシャル
最も定番となるものが、2人の名前やイニシャルです。
「Akari&Kazuki」や「A♡K」などのように、名前とイニシャルの間に「&」「♡」「to」といった記号を入れることもできます。
文字を入れる方法にもよりますが、名前やイニシャルの間に入れられる記号の種類は豊富にあるので、お店へ直接確認してみてください。
また、お互いの名前を別々に入れることもオススメです。
指輪を通していつでも相手の存在を感じることができます。
アイデア② 入籍日やプロポーズの日付
大切な記念日として、入籍日やプロポーズの日を入れる人や、入籍日以外の記念日として、指輪をもらった日を文字として入れる人もいます。
また、日付だけでは味気なく感じる場合には、名前を一緒に入れてみることもオススメです。
名前やイニシャルに合わせて記念日の日付を入れると、2人だけの特別感をより出せる指輪になります。
アイデア③ 世界中の言葉で「愛している」
お互いの気持ちを世界各国の言葉で入れるというアイデアもあります。
日本語にすると照れくさい言葉を外国語にすることで、ロマンチックにすることができます。
例えば、「愛している」を表す世界各国の言葉は以下の通りです。世界各国の言葉の「愛している」
- ・英語:I Love You
- ・フランス語:Je t’aime
- ・イタリア語:Ti amo
- ・スペイン語:Te amo
- ・ドイツ語:Ich liebe dich
「愛している」以外で、伝える言葉を世界各国の言葉に換えて、刻印することもオススメです。
アイデア④ 英語のメッセージ
結婚指輪には英語の少し長いメッセージも刻印できます。
例えば永遠の愛を意味する「Eternal Love」やいつも相手を愛することを意味する「Always Love You」など、大切にしたいパートナーに伝えるメッセージを入れてみましょう。
英語のメッセージは、映画のタイトルや曲の歌詞を参考にすることもオススメです。
日本語にすると直球過ぎて恥ずかしいと感じる言葉でも、英語にすることでオシャレに見せられます。
アイデア⑤ フランス語のメッセージ
フランス語は大人の雰囲気を出せるため、他の人と少し違う文字を入れたいという方にオススメです。
例えば、愛しているという意味の「Je t’aime」やいつまでも2人でという意味がある「Tous les deux」などのメッセージや、感謝を表す「Merci」のような単語も可能です。
単語はお互いのイニシャルと組み合わせることも出来るので、相談してアレンジしてみてもよいでしょう。
アイデア⑥ ラテン語のメッセージ
第三者がぱっと見ただけでは分からないような、2人だけの内緒のメッセージを入れたい方にはラテン語がオススメです。
ラテン語のオススメのメッセージは、愛しい人を表す「Corculum」や永遠にという意味がある「In saecula saeculorum」などです。
ラテン語は情熱的な印象を持たせることが出来るので、個性を出した文字を入れたい場合には是非試してみてください。
アイデア⑦ 日本語のメッセージ
色々考えたものの1周回って日本語の文字がよい、という方もいらっしゃるでしょう。
日本語を入れる場合は、ひらがなや漢字を入れられるので選択肢の幅が広がります。
シンプルに「感謝」「愛」といった単語や「以心伝心」「二人三脚」などの四字熟語を入れる方法もあります。
特に四字熟語は、日本語ならではの文字としてかっこよく見せたい方にオススメです。
アイデア⑧ イラストやモチーフ
結婚指輪には文字だけでなく、イラストやモチーフを刻印することもできます。
お店によって異なりますが、似顔絵やイラストをそのまま刻印出来る所もあるようです。
似顔絵やイラストは、見えない部分のデザインにもこだわりたい方にオススメです。
モチーフとしては「♡」や月といった定番の形から、桜や無限大マークといったモチーフも選べる所もあります。
例えば「♡」を2つずつお互いの指輪に入れて、重ねるとクローバーになるような、2つの刻印を合わせるデザインも可能です。
パートナーと自分の指輪を合わせることで、1つのモチーフになるような特別感のある入れ方になります。
関連記事:結婚指輪に刻印するならコレ!定番からおすすめのまで紹介
婚指輪の刻印を行う前に押さえておきたい注意点
最後に結婚指輪へ刻印を行う場合の注意点を5つ紹介します。
文字を入れてから後悔しないように、必ず確認しておきましょう。
注意点① 文字数内に収まるメッセージを考える
結婚指輪への刻印で、最も気を付けなければならないものが文字数です。
持っている指輪のサイズにもよりますが、サイズが小さくなるほど入れられる文字数は少なくなります。
また、指輪には元から刻印されているものとして、ブランドのマークやカラット数があります。
元から刻印されているマークを避けたスペースで文字を入れることになるので、指輪の内側すべてに文字や記号を入れられるわけではありません。
入れたい文字に含まれている空白の部分も、1文字としてカウントされるので注意しましょう。
指輪のデザインやサイズによって入れられる文字数は異なるため、自分たちの指輪にはどのくらいの文字が入れられるのかを確認しておくことが大切です。
注意点② 使用できるフォントを確認しておく
指輪の刻印に使用出来るフォントは、主に「筆記体」「ブロック体」から選ぶことになります。
お店によっては他にも様々なフォントを扱っている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
注意点③ 刻印にかかる日数を確認しておく
ほとんどの場合において、結婚指輪の刻印は1日で完成するものではなく、一定の日数がかかります。
もし結婚指輪の購入と同時に刻印を依頼する場合であれば1~2か月、すでに購入済みの指輪に刻印を依頼する場合は2~4週間ほどかかる可能性が高いです。
シンプルなデザインであれば1~2週間で刻印出来る所もあるようです。
ただし、お店に工房が併設されている場合や職人が常駐している場合は、即日で対応をしてもらえることもあります。
即日で対応をしてもらえるお店が多いわけではないので、刻印された指輪を受け取りたい日にちまでに、余裕をもって依頼することをオススメします。
注意点④ スペルミスがないか確認しておく
お店に刻印の依頼をする前に、入れたい文字や内容に間違いがないかどうかは必ず確認しましょう。
例えば検討している単語やメッセージが外国語の場合は、普段使わないためスペルが間違っている可能性が高いです。
単語の並びやスペルに間違いがないか、意味が合うような文章になっているかどうかは、パートナーと2人で一緒に確認すると良いでしょう。
万が一ミスがあった場合は、文字を消して刻印をやり直す必要があり、追加料金がかかることもあります。
注意点⑤ サイズ直しを考慮してメッセージを決める
年齢を重ねていくと指の太さが変わることで、結婚指輪のサイズが指に合わなくなってくることがあります。
指輪のサイズが合わなくなった場合は、サイズ直しをしなければなりません。
刻印をしている指輪のサイズ直しをすると、入れていた文字が途切れてしまうことがあります。
この場合は入れていた文字を全て消して、新たに文字の入れ直しをしなければならない可能性があるので注意しましょう。
そのため、1度文字を入れても将来的に指輪のサイズ直しをする可能性も考慮して、入れたい文字を選ぶことをオススメします。
結婚指輪には文字やデザインをアレンジして刻印ができる
いかがでしょうか?
結婚指輪には様々な文字やデザインを刻印することができます。
デザインとしてのオススメは、お互いの名前やイニシャルを入れて特別感を出すことや、日本語以外の外国語で文字を入れることなどです。
また、お店によって異なりますが、似顔絵やイラストをそのまま刻印出来る所もあるようなので、気になる方は問い合わせてみてください。
刻印を依頼する際には、文字数の制限やフォントなどの条件はあらかじめ確認しておきましょう。
モニッケンダムでは、様々な結婚指輪を取り扱っています。
刻印についてのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。