指輪交換って結婚式の定番のイメージだけど、教会での結婚式以外でも行うの?
神前式・人前式・仏前式でも、指輪交換は行われるものなのか、気になっている方もいると思います。
ここでは、結婚指輪を交換する理由やそれぞれの式における指輪交換のポイントについて解説。
指輪交換をすべきかどうか悩んでいる方などは、是非参考にしてください。
結婚指輪を交換する理由
なぜ結婚式では結婚指輪を交換するのか。
その理由は、結婚指輪を交換することで、永遠の愛を誓うことになるからです。
左薬指は、かつて心臓にある太い血管につながっていると信じられていました。
そのため、今でも左薬指にお互いの結婚指輪をはめることは、永遠の愛が結ばれることを意味しています。
教会での貴族間での結婚式で、指輪交換が行われるようになったのは9世紀頃。
11世紀頃には、一般庶民の間にも広まったと言われています。
日本の結婚式で、指輪交換が始まったのは、明治時代の後半。
明治時代に西洋文化が入るようになり、大正時代にはだいぶ定着していたようです。
一般的なキリスト教会式の結婚式では、誓いの言葉の後に指輪交換のプログラムが組まれています。結婚指輪の交換は以下の手順をもって行われるのが通常です。
- 1. 指輪が運ばれてくる
- 2. 新郎新婦が向かい合う
- 3. 新郎が新婦の薬指に指輪をはめる
- 4. 新婦が新郎の薬指に指輪をはめる
- 5. 牧師の前に向き直る
- 6. 指輪の披露
ちなみに結婚指輪は、指輪交換の際に初めて身に着けるという人が多いですが、必ずしもそうしないといけないわけではありません。
ただし、当日本番に初めて身に着けようと思っている方も、できればその前にすんなり指に入るか試しておいた方が良いと思います。
関連記事:結婚指輪をする3つの意味とは?結婚指輪をするようになった歴史
神前式で婚約指輪は交換できる?
神前式は、神社や結婚式場内での神殿において、結婚式を行うスタイル。
神前式においても、結婚指輪の交換は行われます。
「指輪交換の儀(ゆびわとりかわしのぎ)」という名目で、取り込まれているのが一般的です。
神前式の場合、新郎新婦による誓詞奏上後に、”三方”と呼ばれる指輪を乗せた台(リングピロー)が運ばれてきます。
その後、新婦は扇子やブーケを巫女さんに渡すか決められた場所に置き、新郎は指輪を新婦の左薬指にはめます。同様に、新婦も新郎の薬指にはめてあげましょう。
ただし、式の形式に関わらず、指輪交換は必ずしなくてはならないものではありません。
また「神前式での指輪交換は和のイメージが崩れる」という方は、披露宴内で指輪交換をするのもオススメです。
というのも、神前式では厳粛に式が行われるため、せっかく交換した指輪をゲストに見せる機会がないのです。
「それではもったいない」という場合などは、披露宴内で指輪交換することをオススメします。
人前式で結婚指輪は交換できる
人前式においても、結婚指輪の交換は可能です。
通常、誓いの言葉の後に指輪交換が行われ、その後誓いのキスをします。
人前式の場合、カジュアルかつ独特なプランを実行出来るのも魅力の一つ。
最近は、リングリレーといった演出も人気です。 リングリレーとは、バージンロード沿いに立つゲストがリボンを持ち、指輪をそのリボンに通していき、新郎新婦の元に届けるもの。
可愛らしいバスケットの中に指輪を入れたり、指輪の入ったバルーンをみんなで届けたりする方法もあります。
またエンゲージカバーセレモニーを行うカップルもいます。
エンゲージカバーセレモニーとは、結婚指輪を交換した後、新郎が新婦の薬指に婚約指輪をはめる儀式のこと。
重ねづけするため、”ダブルリングセレモニー”と呼ばれることもあります。
せっかくプレゼントしてもらった婚約指輪を、「みんなの前でお披露目したい!」という方にオススメです。
結婚指輪と婚約指輪の重ねづけを前提とするのであれば、セットリングを購入してみるのも良いかもしれません。
別々のブランドの指輪であっても、ラインや素材などをそろえることで、オシャレに見せることが出来ます。
結婚指輪の交換だけでも、愛や絆を深めることが出来ますが、更に強い愛情で結ばれたいと願う方は是非やってみましょう。
もちろん、人前式においても指輪交換をしないといった選択肢もアリです。
誓いの言葉の後に、ベールアップ& 誓いのキスをすることになります。
結婚指輪の交換を省いたら、不自然ではないかと思う方は、司会に相談しましょう。
司会の方の説明によって、ゲストも「あれ?指輪交換を忘れてない?」といった疑問を感じずに済みます。
指輪交換のセレモニーを抜いてしまったら、式があっけなくなるような気がする、という場合は、代わりになるような演出を入れてみましょう。
指輪交換の代わりに、お互いの好きなものを贈り合ってみたり、指輪以外のジュエリーや時計などをプレゼントしたりするのも良いかもしれません。
赤い糸の儀(新郎新婦がそれぞれの小指に赤い糸を結わえるセレモニー)やハンドファスティング(新郎新婦の手がほどけないよう固く結びつける演出)、ワインボックスセレモニー(木箱の中にワインとお互い宛の手紙を入れ、5年または10年後に改めて開封する儀式)なども近年、人気が高まっています。
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仏前式で結婚指輪は交換できる?
仏前式とは、仏様の前で結婚式を執り行うスタイル。
新郎または新婦の宗派のお寺や、自宅に僧侶を招いて行われることもあります。
仏前式では、”運命の人とは生まれる前から赤い糸で結ばれている”という「因縁」の元、二人は出会い、ゴールインしたという考えがあります。
この”縁”を大事にし、これからも長く続けていきましょうということを誓い合うのです。
一般的に仏前式での挙式では、指輪交換のセレモニーはありません。
しかし近年カップルによっては、仏前式でも指輪交換を行うようです。
仏前式の場合、敬白文朗読(僧侶が焼香をした後、仏様と先祖に結婚を報告するための言葉”敬白文”を読むこと)の後に、念珠授与(僧侶から新郎に白い房の念珠、新婦に赤井房の念珠が贈られること)、
その後に指輪交換が行われるのが一般的です。
結婚指輪交換においては、僧侶から指輪を受け取り、まず新郎が新婦の薬指に、次に新婦が新郎の薬指に指輪をはめていきます。
どのようなスタイルの式でも、指輪交換は可能
結婚指輪交換についてお分かりになりましたか?
教会式でのイメージが強いかもしれませんが、最近は要望すれば、神前式・人前式・仏前式においても指輪交換は行えます。
指輪交換の時は、すべての人たちの視線が指輪に注がれます。
品質が良くないと、逆に恥をかいてしまいそうと思う方もいるかもしれません。
そのような場合は、是非モニッケンダムまでご相談ください。
あなたの指先をより輝かせる、最高の指輪を一緒に選びます。