人生の大きな節目である結婚。
その第一段階である、お互いのご両親への結婚挨拶・報告は、印象を左右する大事な場面ではないでしょうか。
お互いのご両親とは、これから新しく家族になり長いお付き合いが始まります。
昔ほど堅苦しい場面は少なくなってきていますが、やはり良い印象を持ってもらいたいですよね。
そのため、ご両親への結婚挨拶で好印象を持ってもらうために、服装やマナーは会う前にイメージしておいたほうが無難です。本記事ではそんな結婚に向けての挨拶や、訪問時のマナーについてご紹介します。
結婚挨拶の段取りは入念に行おう
結婚挨拶の段取りは、念入りに計画しましょう。
いろいろ考えずに決行すると、後々後悔することがあります。
挨拶が残念な雰囲気で終わってしまったら、2人の間にも微妙な空気が生まれてしまうかもしれません。
何とかなると気軽に考えずに、段取りはしっかりと入念に組み立てたほうが良いですね。
日程調整
まず日程ですが、日にちを決めたら出来るだけ直接伝えるようにしましょう。
話の行き違いにならないよう、どうしても直接伝えるのが難しい場合は、電話で話をしてください。
この時、結婚相手の情報を簡単で大丈夫なので報告しておくと、挨拶時の会話がスムーズになります。
訪問の予定日は余裕を持って、2週間前ぐらいで設定するほうが良いでしょう。
親御さんがお店を経営していたり、お休みが取りにくい状況の場合もあるので、幅広く日程を提案してください。
訪問マナーで好印象を与えよう
結婚の報告は、基本的に女性側の親御さんへ先に挨拶に行くのが通例です。
訪問先でのマナーは印象を決定付ける大事な場面。紹介するマナーを参考にして、しっかりシミュレーションして挨拶に向かいましょう。
玄関先でのマナー
訪問日当日は、予定時刻よりも早く到着しないよう心がけましょう。
約束の時間に遅れるのは間違いなく問題ですが、あまり早く到着するのも迷惑になります。お客様を招く側も、来客の準備中かもしれません。敢えて、5分程度遅れて訪問してください。
また訪問時は、携帯電話はマナーモードにしておいた方が良いでしょう。
お話の途中に携帯電話が鳴ってしまうと、話の腰を折る結果になってしまいます。
到着後、コートや傘を使用していた場合は、玄関の中ではなく外で脱いでおくこと、傘は畳んでおくことも気に留めておいてください。
次に、親御さんから促されてから靴を脱ぐこともお忘れなく。前向きに靴を脱いであがってから靴を揃えてください。
部屋を通された後のマナー
部屋に通され、一通り挨拶してから事前に用意しておいた手土産を渡しましょう。
訪問先の近くにあるお店などで当日に購入すると、間に合わせで適当に用意したように感じてしまったり、出してくれたお菓子と重なってしまうかもしれないので、ご両親の好みなどをリサーチして前もって用意しておきましょう。
次に、座るタイミングですが、相手方のご両親に場所を勧められてから座るようにしましょう。
決して、挨拶もそこそこに好きな場所に座るようなことは避けてください。
両親との会話の合間のマナー
勧められて席に着いたら、ご挨拶です。
基本的な情報は事前に夫婦で話し合っていると思いますが、ご両親からもいろいろと質問されるかもしれません。
結婚のお話はいきなり持ち出さず、趣味の話や仕事の話など雑談から始めて自然な流れで話を進めていくように心がけてください。
挨拶での服装や身だしなみは念入りにチェック
挨拶での服装選びは清潔感や挨拶に見合った服装であることも大事ですが、季節にあっているかどうかもチェックしましょう。
夏場なのに厚着をしたり、冬場なのに肌の露出が多いと、世間一般的なマナーとかけ離れた人物だと認識される恐れがあります。
また、靴下の汚れや破れ、靴の汚れなど、足元も清潔にしておきましょう。
家へ上がる際に、靴下が汚れていたり穴が開いていると、どうしても不衛生な印象を与えてしまいます。
清潔感を心がけて、季節にあったオーソドックスな服装がおすすめです。
男性の場合
男性の場合スーツが無難ですが、ご両親が堅苦しいのが苦手でラフにして欲しいとの希望があれば、カジュアルすぎないスタイルでも大丈夫です。
Tシャツにサンダルなどラフ過ぎなければ、必ずフォーマルでないと駄目というわけではありません。
加えて、自分自身の身だしなみも重要です。無精ひげが生えていたり、髪がボサボサであったりすると清潔感が無く、だらしなく見えてしまいます。
女性の場合
女性の場合、ビジネス感が出るパンツスタイルより、ワンピースの方がおすすめです。
ワンピースのデザインは、上品さと明るい清潔感が出るものが良いですね。
真っ黒なワンピースや露出が多いものはいい印象を与えない為、避けておきましょう。
また、玄関先でもたついてしまうブーツなどはあまり良くありません。ワンピースに合わせた低めのパンプスが良いでしょう。
髪が長い場合も清潔感が出るよう、シンプルにまとめておきメイクもナチュラルメイクを意識してください。
ピアスやイヤリング、指輪など大ぶりで個性的なアクセサリーやジュエリーをつけていると本人の印象も個性的に取られがちです。落ち着いたものを選んでください。
まとめ
結婚の挨拶は、お互いの家とのお付き合いの一歩です。出来ることなら雰囲気良く和やかに進めたいですよね。これから長い付き合いになる親御さんとの円満な関係を作っていく為に、第一印象はとても重要です。見た目の清潔感と、社会人として常識のマナーにプラスして相手の親御さんへの心のこもった気遣いを心がけて結婚のご挨拶に臨んでください。